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気管支喘息外来

気管支喘息とは

気管支喘息とは

気管支喘息は、呼吸をするときに空気の通り道となっている〝気管支(気道)〟が、炎症を繰り返すことで狭くなり、「喘鳴」(ぜんめい/息をするときにゼーゼー・ヒューヒューといった音がすること)や「呼吸困難」などの発作が生じる病気です。
原因には、遺伝・アレルギー・気管支への刺激などが挙げられます。
次のような症状がある場合は、気管支喘息が疑われます。

  • かぜをひくだびにゼイゼイいう
  • 夜から朝方にかけての咳嗽が長引いている
  • 走ると咳が出る
  • 季節の変わり目の夜明け頃、急にゼーゼーと呼吸が苦しくなる

当院の気管支喘息外来

当院の気管支喘息外来

気管支喘息は突然呼吸が苦しくなる発作的な病気ですが、急性時の対応だけでなく、“治療を継続すること”が重要となる「慢性疾患」です。
具体的には、定期的な通院による治療・管理と、急な発作時の対応が求められます。

当院では常に、新しい『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(現在は2023年度版)』に沿って治療しています。 また、昔ながらの聴診器による検査・診断だけでなく、精密な呼吸機能検査機器を導入・活用しています。具体的には次を行っていきます。

  • 慢性的なアレルギー性炎症の確認
  • 重症度を見極め、治療内容を決定
  • 長期的な管理・指導

主な治療

①抗アレルギー薬(抗ロイコトリエン薬など)の内服
②ステロイド吸入治療
③ネブライザー吸入治療

当院が導入している「呼吸機能検査機器」

電子スパイロメーター

電子スパイロメーター

肺機能を測定する最も基本的器機です。
肺から吸入・呼出される気流と容積を測定します。

一酸化窒素ガス分析装置

一酸化窒素ガス分析装置

吐いた息の中の一酸化窒素「呼気NO」を測定する検査機器です。
呼気中NO濃度を測定することで好酸球性気道炎症の存在や程度を知ることができるとされています。

気管支喘息の重症度

間欠型

  • 軽い症状が年に数回生じる
  • 薬で治り、短期間で症状が改善する(持続しない)

軽症持続型

  • 軽い症状が月1回以上、週1回未満で起こる
  • 症状の持続は短い

中等症持続型

  • 軽い症状が週1回以上、
  • 中~大の発作が起きることがある

重症持続型

  • 毎日症状がある
  • 週1、2回は大きな発作がある
    ※それ以上の頻度で起きる場合は「最重症持続型」といわれます。